間違ったお風呂掃除でカビが大暴れ!
2021/09/24
こんにちは。
カビ取り名人の山崎です。
本日のテーマは、
「お風呂掃除で使うシャワーは、カビにとって水がいいのか?お湯がいいのか?」です。
皆さん、お風呂掃除をするときはいつも
水で流しますか?
それとも
お湯で流しますか?
「たったそれだけで何か変わるの?」
と思われる方もいると思います。
しかし実際、
水で流すか、お湯で流すかによって
カビの視点から考えると
大きな違いがあります。
では、どんな違いなのか?
それは、
カビの胞子が空気中に飛び散る量が違ってくるのです。
まずは、
結論からお伝えします。
カビの胞子が飛び散らないのは、
「お湯」です。
ある実験によると、
カビを培養したシャーレを壁に貼り付け
そこに、
①風を当てる
②湯気を当てる
③水をかける
④お湯をかける
の4つを試して
どのパターンが
1番カビの胞子が飛び散るかを
調べたという実験があります。
この中で、
唯一爆発的に空気中の胞子が増えたものが、
③の水をかけるでした。
なんとその増え方は、
水をかける前の
500倍!
僕自身この結果は
すごく意外に感じましたね、、、
正直なところ、
以前は
風によって胞子が飛び散ってしまうと
思っていました、、、
この結果から推測されることは、
カビは物理的な衝撃を加えると
胞子を多く放出するということかなと思います。
お湯をかけても、
空気中の胞子の量が
増えなかったのは、
熱めのお湯が
カビに接触することで
カビにダメージを
与えたのではないかと思います。
実験では
45℃程度のお湯を使っていましたので
その程度の温度で十分だと思います。
もちろん、
さらに高い温度のお湯をかけると
カビに対してのダメージは大きくなりますが
ヤケドしてしまうリスクもあるので
高い温度にしすぎるのは
控えましょう。
ちなみに、
風を当てるの場合は、
(扇風機の弱程度の風速)
空気中の胞子の量は変わりませんでした。
というわけで、
お風呂掃除をするときなどは
45℃程度の
少し熱めのお湯で
流すといいです。
ぜひ
参考にしてみてくださいね!