エアコンのカビ被害を防ぐ最初の5分。
2021/09/28
こんにちは。
カビ取り名人の山崎です。
今回は
「エアコンのカビ被害を防ぐためにたった5分でできるコト」
についてお話ししていきます。
そもそも、
エアコンのカビ被害が認知されてきたのが
1970年代半ば頃と言われています。
当時、「エアコン病」
という言葉が呼吸器科の医師たちの中で
流通していました。
ある時、
オフィスにいた人たちが
集団で呼吸器疾患を発症した
という事があり、その部屋に設置されていた
エアコンをすべて交換したところ
症状がピタッとおさまったという事があったそうです。
そのころから、調査を行うようになり
エアコンの中には
どうもカビがたくさん繁殖しているみたいだという事が
わかってきたようです。
健康な方が
急に呼吸器の疾患を発症するといったことは
通常では考えにくいですが、
かなりの量のカビの胞子を
一気に取り込むと、
健康な方でも、
影響を受ける場合があるので
気を付けていた方がいいかもしれません。
すでに、
呼吸器の疾患を抱えている方などは
なおさら注意が必要です。
という訳で、
本題に入りますね。
まず、
「最初の5分」
というのは
「エアコンを起動してから最初の5分」
ということです。
では、最初の5分で何が起こっているのか?
それは、
カビの胞子が一番多く放出される
時間になります。
ある実験によると、
エアコンを起動して最初の5分間は
胞子の量がかなり多かったという
結果になったようです。
エアコンを起動してすぐは、
設定温度に到達するまで
風が勢いよく出ます。
多少の風では、
カビの胞子が放出されることは
考えにくいですが、
実際にファンが回り
カビに対して
かなりの負荷がかかっています。
いずれにしても
エアコン運転時に
1番胞子が放出されるのが
最初の5分間ということです。
では、
最初の5分間で何をすれば良いのか?
もうお分かりかもしれませんが
最低でも
「最初の5分間は換気をすることがとても大切」
だということです。
僕自身もそうですが、
多くの方が
エアコンのスイッチを入れる前に
部屋の戸締りをして
エアコンの冷気や暖気を
外に逃さないようにされると思います。
確かに、
部屋を冷やすことや
部屋を温めることに関しては
そうするべきです。
その上で、
カビの視点から考えると
スイッチを入れて
5分後に戸締りをすることが
望ましいのです。
これは、
車のエアコンでも同じことが言えます。
車のエアコンの場合は
至近距離で
風が顔などにあたるので
直接胞子を顔に浴びてしまいます。
夏場は、
最初は窓を開ける方も多いと思いますが、
冬場も同様に
最初は我慢して窓を開けて換気をすることをお勧めします。
(あくまでカビの観点から、、、)
カビの胞子は、
肉眼ではわからないので
手間に感じることかもしれませんが
ぜひ参考にしてみてくださいね!
↓動画でも解説しています↓