シリコンに生えるカビは最強。
2021/10/23
皆さん、こんにちは。
カビ取り名人の山崎です。
今回のブログのテーマは、
「シリコンに生えるカビ」についてです!
シリコンに生えるカビ、、、、、
何とも厄介ですよね。
おそらくシリコンのカビは
カビのお悩みランキング
ダントツの1位といっても過言ではないと思います。
今回は、
そんなとても厄介な
シリコンに生えるカビについて
より詳しく解説していきたいと思います。
そもそもシリコンに生えるカビは
なぜあんなにも取れにくいのでしょうか?
理由は2つあると考えています。
1つ目は、
シリコンはやわらかい素材のため
カビの菌糸が奥深くまで成長してしまうためです。
シリコンの奥深くまで
入り込んだカビはなかなか除去することができません。
塩素系の液剤で殺菌漂白したとしても
シリコンの奥まではなかなか浸透することができないのです。
ここで余談ですが、
シリコンのカビの話をするときに
よく使う表現として
「カビの根が奥深くまで根を張っている」
と言いますよね?
「カビの根」
実はカビには
根っこというものは存在しません。
カビの形状は様々ですが、
根っこと言われているものは
いわゆる「菌糸」の事です。
よくCMなどで
イメージ図として
木や植物の根っこのような図で表現していますが
あくまで「イメージ図」です(笑)
我々が
カビと認識したときに目に見えている
カビと同じものが
素材そのものの中に向かっても
繁殖しているという事です。
しかし、
相手の方にわかりやすく
説明するという意味では
根っこという表現は素晴らしいと思いますし
私自身も使います。
専門用語を多用することは
相手の方が迷子になってしまいますので
気を付けるべきポイントですよね。
話を戻しますが
2つ目の理由は
シリコンに生えるカビの特性です。
シリコンに生えているカビは様々なカビが混在していますが
その中でも厄介なカビがあります。
それは、
「フォーマ」というカビです。
シリコンのカビを塩素系の液剤で取ろうとすると
ある程度のカビは取れるが
灰色の斑点が必ずと言っていいほど残ってしまいます。
これが
「フォーマ」です。
フォーマは
丸い壺状の子実体の中に
無数の胞子を内蔵していて
珍しいタイプのカビです。
この子実体はとても固く
無数の胞子たちはこの固い子実体の
殻によって守られています。
またこの子実体は
塩素系カビ取り剤の作用を受けにくく
その頑丈な殻に内蔵された胞子も
ダメージを受けにくいのです。
さらに
このカビは、耐熱性も兼ね備えているカビです。
おおよそのカビは50℃~60℃程度のお湯で
ダメージを受けるが
フォーマはびくともしません。
まさに
「最強のカビ」ですよね。
シリコンやコーキングのカビが
取れない理由として
一般的に言われている
「カビが奥深くまで入り込んでしまっているから」
という理由の他にも
フォーマというカビの特性が
取れない理由のもう一つだということが
わかっていただけましたでしょうか?
その上で、
そのカビを取る方法としては
やはり長時間塩素につけ置き
するしか方法はないと思います。
よく紹介されている方法としては
キッチンペーパーとラップで蓋をして
長時間塩素を接触させる方法です。
その他には
市販で売られている
カビ取りジェルを使用するなどですかね、、、
また、
このフォーマというカビは
タオルなどでもみられる場合があります。
いつまでたっても取れない
灰色の汚れ。
それはもしかしたら
フォーマというカビの可能性があります。
基本的には、熱湯や塩素系のもので殺菌すると
綺麗になることが多いですが
何回やっても残ってしまう灰色の汚れは
フォーマというカビの可能性があり、
この場合は、極端に言うと
沸騰したお湯などでしかダメージを与えることが
できません。
この場合は、ダメージを与えた後に
塩素系の漂白剤で
色素を抜いていく作業が必要になります。
カビは、
高等生物と言われ
人の生活環境に対応しながら生きていく知恵を持っています。
フォーマというカビも
ユニットバスにうまく対応したカビの
一例と言えると思います。
それではまた次回のブログでお会いしましょう!